前回の記事で書きましたが、腎不全では低カルシウム血症・高リン血症になりやすいです。
そのため腎不全ではリン制限をします。
具体的にリン制限ではどのようなことに気を付ければよいのかまとめていきたいと思います。
リンとは
リンは、ざっくり言ってしまえばどんな食品にも含まれてます。
そうすると「じゃあ、何食べたらいいの!?」となりますので、注意点として次のことを知っておきましょう。
原則1
・タンパク質が多いものほどリンも多い
を覚えておきましょう。タンパク質はエネルギーとして使ったあとに体内に燃えカスというかゴミのようなものを発生させます。そして、それを捨てるのに腎臓がガンバル!というのがあるので、腎不全ではタンパク質を制限するのでした。というわけで、タンパク制限してれば自然とリン制限になります。
もちろん、たとえばヨーグルトはタンパク質のわりにはリンが多いとか、卵白はタンパク質のわりにはリンが少なめ、とか個別の食品ごとに違いはあります。ただ、試験対策程度だと、まずはタンパク質制限すなわちリン制限と考えて問題ないでしょう。
原則2
・リンは骨に多く含まれる
なので、骨ごとバリバリ食べる系の食品はリン摂りすぎになりがちです。じゃことか、そのまま食べる小魚とかですね。
原則3
・リンは内臓(特にレバー)に多く含まれる
内臓で一番でかいのが肝臓(レバー)です。レバーや内臓ごとバリバリ食べる小魚系にやっぱりリンが多いことになります。
原則4
・食品添加物にリンが使われている
リンは防腐効果や食品のやわらかさや色鮮やかさを保つ効果があるそうです。というわけでリンは加工食品に多く含まれます。
ハムやソーセージやかまぼこなんかは避けたいですね。こういったものは塩分も多いので腎臓が悪い方には天敵といっていいんじゃないでしょうか。
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