【看護師国家試験】第108回 AM84 アセチルコリンで収縮するのはどれか。解説【神経系】

神経

アセチルコリンで収縮するのはどれか。2つ選べ。

  1.  心筋
  2.  排尿筋
  3.  腓腹筋
  4.  立毛筋
  5.  瞳孔散大筋

何を聞かれているのかわからない・・・

たしかに一見難しそうな問題です。でも過去問をしっかり学習しておけばOK

看護師国家試験は,過去問題で聞かれている定番事項をおさえておけば問題なく合格できます。

末梢神経系とは

まずは末梢神経の種類を確認しましょう。
そもそも神経系には中枢神経系と末梢神経系があります。
中枢神経系は脳や脊髄など,でかくて目立つやつ。
末梢神経系は脳や脊髄に出入りする細~い電線やコードみたいなものです。

末梢神経系の働きとは

末梢神経系には運動神経と感覚神経と自律神経があります。
運動神経:身体を運動させる骨格筋を動かす神経
感覚神経:脳や脊髄に手になにか触れた、熱い・冷たいなどの感覚を伝える神経
自律神経:交感神経と副交感神経のことです。

神経伝達物質

神経細胞と神経細胞(もしくは受容器)との間には少し隙間が空いてます。
神経細胞は電気を流す電線みたいなものですが、これでは電気を流せません。
そこで「神経伝達物質」を使うのです。

神経伝達物質の種類

ここでは次のように覚えましょう。
運動神経 アセチルコリン
交感神経 ノルアドレナリン
副交感神経 アセチルコリン
※感覚神経は色々と種類がありすぎてこれというのがありません。テスト対策では気にしなくてOKです。

問題の答えアセチルコリンで収縮するのはどれか。2つ選べ。

  1.  心筋
  2.  排尿筋
  3.  腓腹筋
  4.  立毛筋
  5.  瞳孔散大筋

改めて問題を見ていきましょう。

選択肢のなかで身体を運動させる骨格筋は3の腓腹筋です。いわゆるふくらはぎの筋肉でcalfと英語で言ったりします。腓腹筋や上腕二頭筋や大腿四頭筋などは運動神経=アセチルコリンで収縮です。

副交感神経はリラックス系で、ごはん食べてしっかり消化して、出すものは出しておこう(排泄)という感じ。膀胱から尿を出したり、直腸から便をすっきりと出そうとする働きがあります。選択肢のなかでは2の排尿筋ですね。これは膀胱排尿筋ともいいまして、膀胱にたまった尿をぎゅーと収縮して外に出してしまう働きがあります。

交感神経はファイト!系で、瞳孔が開いて眼にいろいろな情報が入ってきやすくします。ラグビーの試合中なんかは前だけじゃなくて横とか後とかまでしっかり見とかないといけないですね。5の瞳孔散大筋(名前の通り瞳孔を大きく広げる)は交感神経=ノルアドレナリンです。
また、ラグビーでもボクシングでも、スポーツの試合中は興奮状態で鳥肌がたった状態になります。4の立毛筋は交感神経=ノルアドレナリンです。
立毛筋は名前の通り毛を立たせる筋肉で、キレてるネコとかを想像するといいですね。キレてる状態は交感神経優位です。
1の心筋だけがやや微妙なんですが、交感神経=ノルアドレナリンで心臓がバクバクいう、つまり心筋収縮が強くなる。副交感神経=アセチルコリンで心臓がゆっくり動く、つまり心筋収縮が弱くなるわけです。
「弱くなるっていっても収縮はするじゃん・・・」というツッコミがありそうですが、アセチルコリンによって、力強くしっかりと収縮がおこなわれるのが腓腹筋と膀胱排尿筋ですので、こちらを選びましょう。あまり一般問題で深読みしすぎるのはよくありません。

答えは1・.3でした。

この問題ははじめてみると相当難しく感じられるんじゃないかと思います。

ただ、実は似たような問題は過去の国試に出ているので、過去問題集をつかってしっかりとトレーニングした人はなんとかなったと思います。(とはいえ5肢択2問題なのでキツイですけど・・・)

第99回 看護師国家試験問題

運動神経の神経伝達物質はどれか。

  1.  ドパミン
  2.  ヒスタミン
  3.  セロトニン
  4.  アドレナリン
  5.  アセチルコリン

答えは

5です。筋肉を動かす運動神経はアセチルコリンが神経伝達物質でした。

この問題を解いておけば、腓腹筋とか上腕二頭筋とか大腿四頭筋とか大胸筋とか、とにかく運動神経でアセチルコリンというのは選べます。

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