アルコール消毒が有効
コロナウイルスはインフルエンザウイルスやヒト免疫不全ウイルスなどと同様で、エンベローブという膜を持ちます。
エンベローブは脂でできている膜なので、アルコールや石鹸でわりと簡単に破壊することができます。
そもそもウイルスの特徴とは?
ウイルスは、細菌やヒトの細胞などとはかなり違っており、細胞壁や細胞膜をもちません。
ただ、自分を覆う膜がないと形が維持できませんよね。
そこでウイルスはタンパク質でできた殻をもちます。
さらにコロナ、インフルエンザ、ヒト免疫不全などのウイルスはその外側に脂質のエンベロープという膜を持ちます。
たとえば、油汚れでギトギトになった換気扇はアルコールで掃除すると汚れが落ちやすいです。
これと同じように脂の膜があるウイルスもアルコール消毒が有効です。
過去問チェック
第88回 ウイルスの一般的特徴について正しいのはどれか。
- 1. 大きさは1~10μmである。
- 2. 増殖に生きた細胞が必要である。
- 3. アルコール消毒は無効である。
- 4. 抗生薬によって不活化される。
答えは2です。
3はもちろんアルコール消毒が有効です。
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