自殺について
統計データ
総数(平成30年)
20,840人で前年に比べて481人(2.3%)減少。
減少傾向にあるというのがポイントです。
性別
男性:14,290人 全体の68.6%
男性が多いのがポイント
年齢階級別の特徴
- 「50歳代」が3,575人で全体の17.2%
- 「40歳代」(3,498人、16.8%)
- 「60歳代」(3,079人、14.8%)
- 「70歳代」(2,998人、 14.4%)の順
いわゆる働き盛りの世代(壮年期)から初老期の人に多い。
壮年の「壮」というのは鉞(まさかり)をもつ人を表す字なんだとか。がつがつ働く世代を指します。
職業別
- 無職者が11,776人で全体の56.5%を占めて最も多い。
- 次いで「被雇用者・勤め人」(6,447人、30.9%)
- 「自営業・家族従業者」(1,483人、 7.1%)
原因・動機別自殺者数
- 健康問題 10,423人で最も多い。
- 経 済・生活問題 3,432人
- 家庭問題 3,147人
- 勤務問題 2,018人
ニュースなんかだと、いじめを苦に自殺なんてのがよく出てきますが、あれはかなりマニアックな事例。マニアックなのでニュースになるわけですね。
よく、犬が人を噛んでもニュースにならないが、人が犬を噛むとニュースになると言われるというのと同じですね。
自殺する方はなにかしらの持病を持ってて、痛かったり苦しかったりがあり、それに耐えきれなくて自殺を選んでしまうということです。
海外との比較
海外の他の国と比較して日本ってどうなんでしょう。WHOが世界の国々の状況を出してくれています。それによると
有病率
日本は不安傷害や感情障害などは、世界のなかでも最も低い有病率となっています。
受診率
日本は16.7%で最低クラス。
これは、そもそも日本では、こころの病気では病院に行かない人の割合がとても高いということが想像できます。
こころの病気に対する偏見が強いので、病院にかかるというのをできるだけ避けようとする傾向が考えられます。
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