小児の遊びについてまとめていきます。
国家試験対策においては、
- どの遊びがどのくらいの時期にみられるか
- 遊びの特徴はなにか
ということを簡単にでいいので説明できるようにしておけばほぼなんとかなります。全員が小児科で働くわけでもないので、試験突破目的では浅く広く学習するといい分野ですね。
遊びの種類と年齢の目安
感覚遊び
時期:2~3か月頃~2歳頃まで
感覚とは視覚や触覚などのこと。
ものを見たり、触れたりと感覚を使って遊ぶ。
そもそも生まれたばかりの赤ちゃんは、スピリチュアルな言い方をすると、魂と身体が一致してないような状態です。そこで、なにかぐっと意志とか気合のようなものを入れると自分の指や腕が動く。自分の身体は、自分が動かそうという意思をもつとなにやら動くものらしいというところがスタートです。
さらに自分の手を動かす→動かすことでモノが動く→そのモノからたとえば音がなる→その音が耳から入ってくる、これが楽しい!
この繰り返しで運動と感覚機能を強化していく役割があります。
例 がらがら 太鼓 オルゴール ラッパ 起き上がりこぼし
受容遊び
時期:1歳頃~
「受容」というのは受け入れて取り込むことです。
覚え方としては、「受ける」というとこから「受け身」「受動的」な遊びだと思えばよいでしょう。
例 絵本、テレビ、劇、紙芝居
※これらを本当に理解して楽しめるのは5歳頃からともいわれます
運動(機能)遊び
時期:3歳頃~
手足や全身を使う遊び。
例 手押し車、ボール、 ブランコ、シーソー、滑り台、3輪車 乗り物、ミニカー、砂場のおもちゃ
模倣遊び (象徴遊び)(ごっこ遊び)
時期:2歳頃~5歳頃
2歳頃から積み木を車に見立てるなどの見立て遊びが始まり、3歳頃からごっこ遊びが始まります。
構成遊び
時期:3歳頃~
組み立てて構成していく遊び。思考力や手先の発達を促します。
例 積み木、ブロック、粘土、人形、ままごと道具、クレヨン、はさみ(切り絵)
規則的遊び(ルール遊び)
時期:3・4歳頃~
ルールのある遊び。
次は遊びと社会性という点に注目した分類です。
並行(平行)遊び
時期:2歳頃から いろ(1歳6か月)んな人に興味をもつと覚えよう。
並行という言葉通り、横に並んでるだけというのが並行遊び。
もしくはお互いに平行線の関係性といってもよいでしょう。
遊んでるんだけど、お互いに関わりを持たないのが並行遊びです。
みんなが同じ部屋で同じ積み木を使って遊んではいるもののそれぞれがただ好きなものを作ってるだけおというのがこちら。
協力してなにかをつくりあげるというわけではありません。
連合遊び
時期:4~5歳
並行遊びから社会性が育っているのでお互いが関係性を持つものの、みんなに共通した目標のようなものはありません。
「連合」いくつかのものが結び合って組になること。ただし、組にはなってはいるもののみんなが自分がやりたいことを好きにやってる感じでしょうか。
世の中にも~~組合連合会とか~~連合とかありますけど、こういうのって結局私利私欲のためにやってますよね(なんか違う?)
協同遊び
時期:5~6歳
協同なので協力し合って同じことをします。同じ目的があるという風にとらえてもいいかと。
一緒になにか作ったり、おままごとをしたり、ですね。
【第102回看護師国家試験】子どもの遊びについて正しいのはどれか。
- 1. 象徴遊びは3~4歳で最も盛んになる。
- 2. 感覚運動遊びは5歳ころまでみられる。
- 3. 並行遊びは6歳以降に増える。
- 4. 構成遊びは8歳ころに現れる。
答えは
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1.です。
【第94回看護師国家試験】正しい組合せはどれか。
- 1. 構成遊び ─ 積み木
- 2. 模倣遊び ─ 絵本
- 3. 受容遊び ─ ブランコ
- 4. 感覚遊び ─ ままごと
答えは
↓
↓
↓
↓
↓
1.です。
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