死亡数と死亡率の違い

死亡数とか率とかいろいろあるけど、何が違うの?
統計は、いろいろと覚えることが多く、また用語も堅苦しくてとっつきにくいようです。
ここでは、死亡数と死亡率の違いと、さらにそれがどんな意義があるのかまで確認していきます。
死亡数とは
死亡数は、その一年間で死亡した人の人数です。
死亡した人の数、なので死亡数です。そのままですね。
日本では、大体130万人くらいとなっています。
ただ、死亡数だけをポンっと提示されても、それが多いのか少ないのかなんともいえませんよね。それなのに↓

日本の死亡数は130万です。日本では人が良く死にます。日本はとても悪い国です!!!

なにいってんの、こいつ
こんな感じの意見が不毛なのはわかると思います。
良いとか悪いとかっていうのに絶対的な基準はなかなかないです。なので、周りの人と比べて、周りの国と比べて、相対的にみた場合に良いのか悪いのか判断するといいですね。
では日本の死亡数がいいのか悪いのか、海外と比較しましょう。
ところが、日本とアメリカや中国ではそもそも人口が違いすぎます。
にもかかわらず、中国では年間死亡者数が1000万人を超えてるから、日本より中国は10倍人が死にやすい、とかっていうとわけわかんないですよね。
そこで出てくるのが死亡率です。
(粗)死亡率とは
死亡率は一定期間(通常1年)に死亡した人の割合です。
死亡率は人口(通常人口1000人とか、10万人)に対しての割合で示します。
日本の場合は、総人口が大体1億3000万人くらいで、死亡数が130万人くらいです。
総人口130000000→死亡数1300000
人口1000とする→10
というわけで、人口1000人に対して10人くらいというのが日本の死亡率です。
こうすると、海外との比較ができます。
たとえばロシアの死亡率は14~15くらいあるので、ロシアと比べてこの国はどうだとか、アメリカが8~9くらいなのでそれと比べてどうだとかっていう議論ができるわけですね。
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